第40回SSP展 宮崎展


2020年5月21日(木)~2020年6月28日(日)

 宮崎県総合博物館


設営(2020年5月16日)

『5月16日(土)、宮崎県総合博物館にて第40回SSP展宮崎展の設営をしました。
SSP会員5名と学芸員3名で作品の並びから展示の作業を含め三時間程で完了しました。
新型コロナ感染の影響で開催期間が危ぶまれていましたが、一部関連イベント中止や変更が有るものの予定通り5月21日からの開催となり、マスク着用でしたが、皆安堵の表情を浮かべている様でした。
写真はSSP展案内の看板、設営の様子、集合写真です。
集合写真は向かって左から順に、SSP会員の木場氏、栗原氏、福島氏、石田氏、東木場、博物館の濱田学芸員(展示主担当)、黒木学芸員、外山学芸員です。
17日には報道関係4社が取材に訪れ、早くも新聞やTVで報じられました。
(UMKテレビ宮崎ニュースhttps://www.umk.co.jp/news/?date=20200517&id=03667)
第40回SSP展宮崎展スタンバイOKです!』                        東木場 昭裕


ガイドツアー(2020年5月23日・24日 )

5月23日(土)の午前と午後、5月24日(日)の午後にガイドツアーを行いました。
ガイドツアーには、SSP会員の福島氏と東木場氏、博物館の濱田学芸員が案内を務めました。
新型コロナ感染拡大を防ぐ為に参加者の人数制限を行い参加者同士の距離を保ちながらの30分程度の案内となりました。
作品を観ただけでは知りえない撮影テクニックや被写体の解説に参加者は興味深く聞き入っておりました。
ガイドツアーは今後も予定されており、毎週日曜日(6/14と6/17は雨天時)の午後3時からとなっています。
土曜日(5/23)に地元放送局(MRT宮崎)の取材が入り、当日の夕方に放送されました。


ガイドツアー(2020年6月7日)

6月7日(日)で4回目となりますガイドツアーが行われました。
新型コロナ対策の下、少人数参加でのツアーとさせて頂いております。
ガイドは東木場氏と博物館学芸員の方々で案内しており、主に東木場氏はを撮影技術や作品としての話しで、学芸員の方には被写体の生態など専門分野の解説をしています。
好みの写真を観て楽しむ一方で、無関心な写真には素通りして行く傾向が有るのですが、解説を聞く内に興味を持って写真を観賞して貰えると大変遣り甲斐を感じます。
今後のガイドツアーですが14日(日)・21日(日)は写真講座が予定されておりますので、雨天の時のみ午後3時よりガイドツアーを行います。28日(日)午後3時も予定されております。
興味のある方どうぞご参加下さい。
 
尚、今回は宮崎ケーブルテレビが来られ、会場とガイドツアーの様子を取材して下さいました。
初回放送は6月10日(水)17:00に「マックン情報局」ジモ通のコーナーで放送予定です
(その後1週間再放送が18回程有るそうです)。
放送された内容は後日公式YouTubeチャンネルにもアップされますので興味の有る方はご視聴下さい。

 

MCN宮崎ケーブルテレビ公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/user/miyazakicatvOfficial

入場者数4000人記念セレモニー(2020年6月20日)

本日(6/20)入場者数4000人の記念セレモニーが行われましたのでご報告致します。

SSP展が40回を迎えたので「40」という数字を記念して、6月20日(土)に入場者数4000人の記念セレモニーが行われました。
4000人目のお客様は、宮崎市の樺山さん親子でした。副館長の長友さんから第40回SSP展の図録を、私(東木場昭裕)からは記念品を贈呈しました。


写真講座(2020年6月14日・21日)

今月14日(日)と21日(日)に宮崎県総合博物館に於いてSSP展関連イベントの写真講座が行われました。
本来なら14日のみでしたが、3密を避けるため定員30名を20名に変更し、2度に分けるという初の試みとなりました。
結果的には両日合わせて30名を越える参加人数となりましたが、急遽決まった2度目の講座は告知がネットだけと言うのにも拘わらず14名の応募があったとの事で、写真講座への関心の高さが覗えました。
参加者はマスク着用で、座学では隣同士の距離を空けての席位置でした。
講師はSSP会員の私(東木場)と福島秀樹氏の2名が務め、午前の2時間座学の後、午後から1時間半ほどの野外撮影でした。
21日は小雨が止む間の20分ほどを質問コーナーとし、参加者から色んな質問が飛び出し、感心、感動、笑いなど和やかな雰囲気で包まれました。
両日共に今にも雨が降りそうな生憎の曇天で、野外撮影には厳しい天候でしたが、生き生きとした草花に加え珍しいタシロランや数多くのトンボや蝶が出迎えてくれ、午前中学んだ事を活かしながら思い思いに被写体にレンズを向け撮影を楽しんでいるようでした。
アンケートでの結果では講座への好印象の意見が多く見られ、充実した時間を過ごしてもらえたようです。お陰様で両日とも盛況でした。
参加者から頂いた意見や希望を参考に、来年も楽しめる写真講座を目指したいと思います。


 第40回SSP宮崎展は、宮崎県総合博物館の特別展示室を会場に5月21日(木)~6月28日(日)までの休館日を除き34日間の期間で開催されました。博物館でのSSP展開催は15回目となりました。今回は新型コロナ対策の為、関連イベントの中止や変更せざるを得ない状況となりましたが、SSP会員によるガイドツアー、写真講座、入場者数4,000人記念セレモニーは実施することが出来ました。
 展示会場内ですが、写真作品は全作品をジャンル毎に分け1段配置による展示。動画作品は2.3m×2.3m程のスクリーンにプロジェクター投影に依る作品の展示で、今回は密閉を避ける為にシアター形式は取らず、スクリーンを高い位置に設置しオープンで鑑賞できると云う工夫を施してありました。また、写真からでは分からない被写体の大きさや見えない所などを補足するように昆虫標本や生き物の剥製など博物館ならではの展示もなされていました。
 来館者は前回にもまして親子連れを多く見掛ました。子供は生き物の写真に興味津々の様子で、親子で写真を指差ししながら会話する光景を沢山目にする事が出来ました。また、作品一つ一つを熱心に観て行く中高年のも多く年齢を問わず楽しめる写真展である事がうかがえました。
 ガイドツアーは例年では開会式の日のみですが、今回は開会式イベントは中止したので、一部を除き毎週日曜日に行いました。SSP会員(東木場氏と福島氏)と学芸員の方々でガイドを務め、私は撮影方法を中心に、学芸員の方は自身の専門分野を通して作品の説明をして頂きました。観覧者の多くは興味の有るジャンルだけをじっくり見て行く傾向があるので、このように色んな分野の専門的な話や、写真の中身について説明することで新たに興味を持ってもらうキッカケになってもらえればと思っています。
 初心者向け写真教室「プロに学ぶ写真撮影講座」は定員30名の予定でしたが、3密を避ける為に定員20名とし、2度講座を実施することになりました。午前の部の講座では構図の種類とその特徴の話を私(東木場昭裕)が、カメラの実用的なオートフォーカスの使い分けと設定の話をSSP会員の福島英樹氏が講師を務めました。また、以前より参加者から提案のあった写真に関するQ&Aの時間も設け、普段疑問に思っている事や撮影方法など、様々な質問や回答が飛び出し大変盛り上がりました。午後は博物館の隣に在る民家園周辺で撮影会とし、講師が被写体の探し方や見方、撮影のポイントなどを説明しながら参加者の指導にあたりました。参加者は思い思いの撮影をして楽しみ盛況のようでした。
 今回の入場者数は5070人となりました。今年は40回という記念の年でしたが、新型コロナウイルス対策と自粛ムードが定着する状況下で、博物館側も集客に結びつける策を打つのが大変困難なようでした。また例年のようにGWも無く開催期間も4日ほど短いと言う厳しいものでした。にも拘わらず、このように来館者有った事は大型看板、ポスター、チラシ、SNS等博物館の積極的な協力と知名度に支えられたものかと思われます。また、他のイベントとは違い、静かに観覧するのみの展示であったのも幸いしたかと思いますが、15回と長く開催されて来たことで徐々にリピーターが増え定着して来た結果が現れているように思えます。アンケートの内容からもそれを覗い知ることができました。
 最後に、設営に駆け付けて下さいました県内のSSP会員の皆様、そして今回担当でありました博物館学芸員の濱田真理さん、中山貴義さん、スタッフの皆様方、大変お世話になりました。 この場をお借りして深く御礼申し上げます。ありがとうございました。                           

                                        写真展委員 東木場 昭裕