■VOL.2
虫の眼レンズを使った広角マクロ撮影
ドアスコープレンズ編
尾園 暁さん
特集、第2回目は「虫の眼レンズ」、ご紹介いただくのは尾園 暁さんです。
CONTENTS
■ギャラリー GALLERY
夜道に現れたオオヒキガエル
魚露目と一眼レフの組み合わせではじめて撮った写真。
クルマバッタ
魚露目レンズは虫を大きく写しながら、背景を広く取り込むことができる。
シオヤアブ、オオシオカラトンボを捕食
昆虫の行動、生態を撮りたい。
ベニシジミ
小さなチョウを広角接写するには最適なレンズ。少しゴーストは出るが逆光にも強い。
アオスジアゲハ
大きめの昆虫では、ギリギリまで寄ることで魚露目ならではの写真になる。
オオスズメバチ
凶暴なスズメバチも、餌場にいるときは攻撃性が低い。できるだけ近づいて撮りたい。
アメリカザリガニ
魚露目では、被写体の懐に飛び込むような撮り方をしたい。
第一回のインタビュー記事(虫の眼レンズを使った広角マクロ撮影、(ボードカメラレンズ編 鈴木格さん)の「ボードカメラレンズ」と比較してみましょう。どのような違いがあるのでしょうか。広角レンズ、魚眼レンズとの使い分けなども伺いました。
◆ドアスコープレンズとボードカメラレンズとの違いについて教えてください。
尾園:レンズそのものが像を結ぶかどうかというのが最大の違いです。
メリット
ドアスコープレンズはそれ自体で像を結びません。後ろについているカメラのレンズで像を拡大して写真としてはじめてピントを結ぶ。正立、正像でオートフォーカスも使えます。
デメリット
ボードカメラレンズとくらべてレンズが大きいので小さな昆虫、たとえばアリのような小さな虫を拡大するのにはボードカメラレンズの方がむいています。2から3センチある昆虫についてはドアスコープレンズの方がむいていて、おそらく画質も良く、解像力も良いです。
◆システムがボードカメラレンズよりコンパクトなのは、どうしてでしょうか?
尾園:ドアスコープレンズを使ったシステムでは、マスターレンズとの組み合わせではじめて像を結び、一つの光学系になります。なので、それほど大きくならないのです。
◆詳しく教えていただきました
【ボードカメラレンズ】
ボードカメラレンズは、それ自身で一つの光学系として完成されたものです。
従って、特定の位置(レンズの数cm後方)に像(空中像)を結びますが、それは大変小さいため、一般的なデジタルカメラで使用するには、その像をかなり拡大してやる必要があるわけです。そこでボードカメラレンズの後方に、高倍率マクロレンズやリバースした広角レンズを拡大系として連結し、ボードカメラレンズが結んだ空中像を拡大してデジタルカメラの撮像素子に写します。これを実現するには、ボードカメラレンズの後端から空中像を結ぶまでの距離、および拡大系がその像にピントを合わせるための距離が必要です。必然的に2つの光学系が必要になること、そして空中像前後の距離が必要になるため、大きく(長く)なってしまうのです。また、拡大することによって露出倍率もかかり、全体としてかなり暗い光学系となります。
【ドアスコープレンズ(フィット 魚露目8号=通称「ギョロメ」(*1))】
一方、ドアスコープレンズは、各種のフロントコンバージョンレンズと同じで、それ自身は像を結びません。ドアスコープレンズと標準ズームレンズやコンデジのレンズ(これらをマスターレンズとよんだりします)と連結することで、はじめてそれは一つの光学系として働きます。露出倍数もかかりません。したがってドアスコープレンズとマスターレンズ間の距離はほとんど不要(むしろ近いほど良い)、かつ特別なマスターレンズでなく、比較的小型軽量なマスターレンズとの組み合わせでよいことから、全体としてたいへんコンパクトで軽い機材となるのです。
◆ワイドコンバーター、広角レンズとのちがいは?
尾園:一番大きいのはレンズ径の小ささ、そして画角の広さですかね。ギョロメ(ドアスコープレンズ)はもともとコンパクトカメラ用の魚眼レンズとして開発されているので、そういった特徴があります。また、組み合わせるマスターレンズによりますが、被写体となる昆虫にぶつかるぐらい接近してもピントを合わせることができます。そのため、かなり小さな昆虫も、広い画角で撮ることができるのです。
◆ギョロメと魚眼レンズとの違いについても教えてください。
尾園:大きい虫を魚眼的に撮るのにあえて、ギョロメを使う必要はないです。その場合は一般的な魚眼レンズを使った方が、解像度や周辺部の画質がはるかによいです。ギョロメの得意とする昆虫の大きさは、2,3センチ近辺、一方、魚眼レンズでは例えば蝶などの大型の虫、ボードカメラレンズは小型で蟻くらいの小さなものから、と、レンズによって得意の大きさがあります。ギョロメで蟻のように小さな虫も又、撮りづらいので、被写体によってレンズを合わせることが大事です。また、大きめの昆虫でも、極端に近接して撮影したい時はギョロメが便利です。魚眼レンズは寄れても15センチ位までですので、例えば蝶の頭部をアップで、という撮り方はできません。それがギョロメを使うと、蝶の頭部をアップにしながら、魚眼らしく広い画角と深い被写界深度で撮れ、インパクトのある作品にできるのです。画質は多少犠牲になりますが、一般的な魚眼レンズでは撮れない領域を撮ることができる機材といえます。
■ インタビュー INTERVIEW
●ドアスコープレンズ(ギョロメ)の魅力●
◆ドアスコープレンズ(以下 ギョロメ)をなぜ尾園さんが使ってらっしゃるか?尾園さんにとっての魅力をお聞かせください。
尾園:元々、僕の場合も鈴木さんと同じようにボードカメラレンズを使って撮影していたんですよ。虫と背景を同時に写しこむという事ですよね。魚眼レンズやオリジナルのレンズで撮る世界を僕も撮りたくて、いろいろ試してはいたんですけれど。鈴木さんは光学的な知識もおありで、プリズムを入れて作って、すごいことされてましたね!
(*参照VOL.1記事)
当時2005,6年頃かな、ネットの掲示板で非常に盛んに情報交換されている時期がありました。皆で情報交換して、それぞれが工夫してレンズを組んでいたんです。ボードカメラレンズは非常に暗い光学系なので使えるシチュエーションが限られる。代わりの物がないかな、と考えていた時に、掲示板の中で、コンデジでギョロメを使っている方がいて、「なかなかいいようだ」という話があって、それを一眼レフで使ってみようと考えたわけです。いろんなレンズと組み合わせて試してみました。その当時、僕が使っていたレンズにニッコールの35-80という古いズームレンズがあったんですけど、これが思いのほか綺麗に写った。十分一眼レフで使えると思いました。画質的にボードカメラレンズよりずっと手軽に良い画質が得られる。一般的な大きさの被写体であれば、ボードカメラレンズに比べて、ギョロメの方が使い道が広いんじゃないかということで、使い始めたわけです。
◆どんなシーンを撮りたいと思ってギョロメを使われたのですか?
尾園:虫と環境を一緒に写しこむというのが最大の目的です。そして、ただ虫がいるだけでもいいんですけれど、せっかく撮るのだったら何かしているところを撮るのがいいですよね。例えば、産卵していたり、餌を食べていたりするシーン。従来だったらアップで撮っていた物を、ある程度大きく撮りながら、背景をとりこむ事ができる。環境を写し込む。これが最大の利点というか、ギョロメを使う理由ですね。従来、魚眼レンズなどで撮っていたものをギョロメに置き換える事で、より、虫に迫って撮れるという事がありますね。
◆コンデジや一眼レフのレンズに相性があるとの事ですが、それを見つけるには、どのような感じで?
尾園:傾向があるんですよ。暗くて安いズームレンズがいいんです(*2)。皆さん、試されて結果的にはそういう傾向があるぞ、と。理由を調べると、前玉の小さなレンズがいいらしいということなんですね。ギョロメのレンズとのサイズの差が少ないほど良いらしいのです。マスターレンズが小さいほど良いという事です。その組み合わせでは、ケラレが少ないです。大口径の明るいレンズは全く向いていないんですよ。
当時、流行っていたのは、シグマ28-80っていう、3.5から5.6のマクロ機能つきのフィルム時代からのズームレンズがあるんですけれど、それがすごくいいと。このレンズを皆さん使われていましたね。今でも使ってらっしゃる方が大勢います。あと、ケラレますけれど、ニコンとかキャノンの18-55。キットについてくるような、暗いズームレンズがありますけれど、あれはかなり高画質で撮れるそうです。入門機種のキットレンズ、そういうレンズの方が高価なレンズより良く写るようです。
◆なんか、おもしろいですね。
尾園:皆さん、いろいろ試してみて、結論としてそういう事になったんです。単焦点のパンケーキレンズ、45ミリだったかな。に、テレコンをつけて、使われている方もいます。それもやっぱりマスターレンズの前玉の径が小さくて、非常に高画質に撮れるそうです。
◆コンデジなら、どの機種でもギョロメがつきますか?
尾園:物理的に、チューブアダプターを間に装着すれば、大抵は何でもつくようです。コンデジを全部、試した訳では無いので、断定はできないですけれど・・・。
●撮影データについて●
◆のぞいて見させていただけたらわかるのですが、ケラれるという事はないんですか?
尾園:ズームするとケラレなくなりますね。(TG3)
◆OMも同じですか?
尾園:同じです。だいたい50mmでケラレなくなります。
12-50レンズなんですけれど、目一杯ズームするとほぼケラレなくなります。
(カメラを操作しながら)・・若干のこるかな・・。
ワイド側にするとこんな画像になっちゃいます。(ワイド側の画像をモニターで見せていただくと、黒バックに丸い光が中心に見えました)
◆え~、そんなになっちゃうんですか。
尾園:ズームしてみますと、画面全体にケラレなく表示しますよね。
◆一番おすすめのズーム位置は?
尾園:近づけば近づくほど周囲が流れるんですよ。なのでバランスのいいところをいつもさがしながら、これだったらいいかな、と、考えながら撮りますね。ケラレない所までズームして撮ることもあります。おすすめは、ケラレがすべてなくなるちょっと手前でとめることです。少し余裕を持たせて、後でトリミングする事が多いです。画質的にも綺麗だし、被写界深度も深くなります。TG3の場合、光学ズームの限界までで、ちょうどケラレが無くなるんです。デジタルズームの手前でやめておく、という事です。
・トリミングを想定して撮る
ケラレが無くなるところまでズームすることも可能ですが、ちょっと手前でとめた方が画質的には良い事が多いです。ケラレを残す位が、被写界深度が深かったり、周辺部の流れが少なかったりするんで、そこまでズームしないで使うことが多いです。
◆倍率はどのくらいになりますか?
等倍は超えますね。35ミリ換算で等倍は軽く超えると思います。かなり大きく撮れます(*3)。
◆魚露目レンズをつけると、どの位、暗くなりますか?
尾園:露出はどのくらいだったかな、ワイコン(ワイドコンバーター)と、変わらないんじゃないかな。同じはずなんです。
(・・蛍光灯での室内を撮影してみる。)
尾園:ISO1600 絞り6.3 シャッタースピード250分の1で切れているので、普通の撮影とかわらないですね(*4)。暗い場所でもオートフォーカスがちゃんと合いますし。
ただし、一眼レフで撮る時はかなり絞らないと、周辺の画質が安定しないですよ。流れちゃうんです。最小絞り値まで絞らないと、特に周辺が画質的には良くないですね。
◆被写界深度は?
尾園:すごく深いですね。一般的な交換レンズと比べたらとても深いです。ただし、これもマスターレンズ側の絞りに影響されます。安定した画質を得るためには、F11~22と、かなり絞り込んでやる必要があります。回折による画質の低下はありますが、絞り込むことによるメリットの方が大きいという判断です。ただし、もともと被写界深度が深いコンパクトカメラとの組み合わせでは、ほとんど絞る必要がありません。
◆感度について。
尾園:感度は200を基本で設定しています。手持ちで綺麗に撮る場合は、明るい場所の方が良いとは思います。かなり画角が広いから、ブレは目立たなですけれど、30分の1は切りたいところですね。F16までは絞りたい。なので、周りが暗ければかなり感度を上げます。今は感度が高くても結構、綺麗に写ります。
・画質
ボードカメラレンズと比べて、より簡単に、よりよい画質でとれると思います。ボードカメラレンズはレンズの径が小さく暗いので、かなり感度を上げて撮らなければならないのですが、ギョロメの場合は明るい場所だったら、基準感度で撮れます。100とか200とか。ピントもオートフォーカスがきくので、すばやく合わせられますしね。
・解像度
中心部はかなり良いです。周辺部からは極端に落ちていきます。
◆ホワイトバランスは?
尾園:状況に合わせて。普通の撮影と変わりません。
◆フラッシュをお使いになりますよね?
・一眼レフの場合
尾園:フラッシュを使うことが多いですね。絞り込むので、明るく撮ろうとした場合はシャッタースピードが遅くなります。虫の動きはフラッシュで止める。そういう考え方です。小さなツインストロボが欲しいですね。
・コンデジの場合
尾園:コンデジの場合は、絞らなくても、元々被写界深度が深いので、開放というかそのまま撮れます。自然光で十分使えます。僕は最近、使える幅が広いのでコンデジの方をよく使います。
・使い分け
尾園:暗いところで使った場合ですが、コンデジですと画質が悪くなります。そういった場合は一眼レフを使います。暗い場面では、おとなしく一眼レフでフラッシュ撮影しています。
◆ワーキングディスタンスについて伺いたいです。
尾園:レンズに当たるくらいからピントが合っちゃうんですよ。だから自由といいますか、ワーキングディスタンスは0センチということになります。レンズにとまった虫にもピントが合いますから。
◆レンズの上のごみも写っちゃうんですね?
尾園:そうなんです、非常に汚れもよく写ります。
◆ごみに注意!
尾園:ごみは注意です。ギョロメのレンズ自体もそうですし、本体のマスターレンズも汚れていると写しこまれてしまうので、とにかく綺麗にしておくことがコツです。被写界深度が深いので余計に、そういう事が、かかわってしまうんです。
◆収差や像面湾曲について
このレンズで、一番出るのは、像面湾曲です。ピントの合う位置が画面の中の位置によって違うんですよ。被写体に至近距離でピントを合わせると、周辺部の背景がくっきり写ってたりするんです。像面湾曲は、なんかちょっと、気持ち悪いんですね。接近すればするほど、近づけば近づくほど、そういう傾向にある。虫の顔にピントを合わせた時におしり辺りはボケてるんだけど、周辺部はきっちり写ってるというような事が起こるんです。
絞って使う、ズームに余裕を残して撮るという事で多少軽減する事ができます。ギョロメとマスターレンズには相性があって、像面湾曲が目立つレンズと目立たないレンズがあります。パンケーキレンズは目立たないと聞いたことがあります。
◆レンズのひずみをとるためにソフトを使う、又は普通の画像を魚眼風に加工することはなさいますか?
尾園:やってないです。
◆画像処理についてですが・・。
尾園:トリミング以外はほとんどしないです。ただ、太陽の位置によっては独特な青いゴーストが出る事があるんですよ。ちょっと逆光気味だとすぐに出るので、それは画像ソフトで消します。
●撮影の現場で●
◆尾園さんがギョロメ搭載カメラでどのように撮影されていらっしゃるのか、伺いたいです。
尾園:できるだけ低い位置から撮るようにしています。レンズが小さいので、より近づきやすい、ピントも合うので、虫の下にレンズを入れて潜り込んで撮る事ができる。こまわりがきくのでおもしろいですね。
◆撮る時の状況、撮影の環境などは?例えば晴れの日とか、日向が良い等。
尾園:結構どんな状況でも使えますね。暗くても使えますよ。元々のレンズの明るさ(*4)に依存するというか、カメラの感度を上げることで、暗い場所でも十分使えますね。
◆雨が降っていても撮れますか?
尾園:撮れます。ただ、画角が広いので、空が入ります。絵的には晴れている青空が入る方が綺麗ではあります。暗い環境をあえて入れることもできます。臨機応変です。
◆撮る時はライブビューを使いますか?
尾園:そうですね、使います。低い位置から撮ることが多いので、バリアングルモニタ―搭載機種は便利です。コンデジにはミラーをつけたりと、工夫しています。
◆撮影枚数についてお伺いします。1シーン抑える時にはどのくらいシャッターを押しますか?
尾園:1カットにつき、10枚くらいかな。ギョロメでの撮影は失敗が少ないんですよ。確実に撮れる。ライブビューで常にピントも露出も見えていますから。オートフォーカスなので失敗が少ないです。構図だけ決めればよいのです。お手軽な虫の眼レンズだと思います。これ以上を追及する方はボードカメラレンズでやってくださいということで・・。
●虫に近づくことが何より一番難しい。●
動いている虫や飛んでいる虫。じっとしていない虫たちをどのように撮影しているのでしょう?尾園さんにコツを聞いてみました。
◆近づき方のコツ、虫に逃げられないコツ
尾園:ギョロメは虫(被写体)にかなり近づかなければ撮れません。ワーキングディスタンスは0から3センチで、それ以上離れるんだたったら、普通の魚眼レンズを使った方が画質がいいです。虫の撮影では自分の動きで、虫が逃げてしまうという事が、よくあります。大体の虫に言える事で、僕がしているコツをお教えしますね。
虫は我々人間の前後の動き、距離の変化には大変鈍くて、逃げないのです。左右や上下の動きにはすごく敏感だったりするんですよ。近づく時は「この角度」と決め、左右上下に動きがブレないように近づきます。アングルを変えたい時は一回そろりとさがって、向きを変えて、それから又、近づくんですよ。虫は早い動きには敏感で、反応し、逃げちゃいますね。ゆっくりな動きは大丈夫です。一眼レフよりもコンデジの方が虫に威圧感を与えないので、虫に逃げられにくいですね。欲をいえば、ギョロメがもうちょっと長いともっと撮りやすいですね。ボードカメラレンズはその点、システム自体が長いので、有利だなと思います。
ギョロメは被写体に近づかないと生かせないレンズです。僕は虫に迫って撮りたい。このレンズでなければ撮れない世界を撮りたいです。
*1) 魚露目8号の語源はライカ版において焦点距離が8mmの時に「円周魚眼になる」ことから【8】を用いている。
(*2) 魚露目は「収差の存在しないレンズ(理想)」をマスターレンズに想定して設計しているため、「収差補正が良好な、口径の小さなレンズ(F値の暗い)」との相性がよい。
(*3) 倍率は0.2倍。
(*4)
コンバージョンレンズの場合、口径食(ヴィグネッティング)がなければ明るさは変化しない。魚露目8号は口径食0なので明るさは変化しない。
【以上(*1)から(*4) 取材:石黒久美】
◆本日はお忙しいところ、ご協力いただきまして、ありがとうございました。
■ 人物紹介 PROFILE
尾園 暁(おぞの あきら)さん
プロフィール
昆虫写真家。1976年大阪府生まれ。幼少の頃、両親に買ってもらった昆虫図鑑をきっかけに、昆虫の魅力にとりつかれる。小学生の頃よりトンボの採集、調査・研究をはじめる。近畿大学農学部で昆虫学を専攻。在学中に昆虫の撮影をはじめる。その後、琉球大学大学院へ進学し、昆虫行動学を学ぶ。現在は神奈川県在住。地元の里山を中心に昆虫の生態を追う傍ら、2009年までに日本に分布(定着)する約200種のトンボ全種の撮影を達成。公益社団法人・日本写真家協会(JPS)、日本自然科学写真協会(SSP)、日本トンボ学会などに会員として所属。
■本
ハムシハンドブック
著者:尾園 暁
文一総合出版
2014年8月11日発売
ハムシ(葉虫)200種の識別図鑑。
深度合成による美しい標本写真で紹介。
デジタルカメラ昆虫撮影術 プロに学ぶ作例・機材・テクニック
写真・解説:海野和男、湊和雄、尾園暁、高嶋清明
編集・発行:アストロアーツ
発売:株式会社KADOKAWA
2014年3月
*尾園さんによる、魚露目の解説があります
ネイチャーガイド 日本のトンボ
共著(トンボ標本写真/生態写真/一部解説 )
文一総合出版
2012年7月
沖縄のトンボ図鑑
共著 (トンボ標本写真/生態写真/一部解説 )
いかだ社
2007年8月
参考文献・HP等
■書籍
■インターネットサイト
インタビュー:2014年7月7日
監修: 武田 晋一
インタビュアー・文: 石黒 久美
物撮り・人物撮影: 伊知地 国夫
ホームページ制作:石黒 久美
オブザーバー: 小檜山 賢二
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